「今の工場を辞めたい。」
でも、いざ辞めようとすると、
「これくらいで辞めるのは甘えかな」
「次の仕事が決まらなかったらどうしよう」
「転職して、今より悪くなったらどうしよう」
そんな不安が出てきて、結局何も変わらない生活を送っている。
僕自身、食品メーカーで残業がきつすぎて「辞めたい」と伝えたあと、説得されて3ヶ月延長。
その後、かなりホワイトな化学メーカーへ転職しましたが、
今度は副業との掛け持ちで精神的にすり減り、約1年間の休職を経て退職しました。
そんな経験から思うのは、
ということです。
まず考えたいのは、
- 「もう休んだほうがいい状態か」
- 「今の会社で解決できることか」
- 「転職すれば解決できそうか」
という3つです。
この記事では、
という6つの選択肢から、今の自分は何を考えるべきなのかを整理していきます。
読み終わるころには、
「辞めたい。でもどうすればいいか分からない」から、
「まず何をすればいいか分かる」状態になっているはずです。
工場を辞めるか迷ったら、まずこの3つを考えてみてほしい
「辞めたい。でも、本当に辞めていいのかな」
こうやって迷っているときに、いきなり「辞める or 続ける」を決めようとしても、なかなか答えは出ません。
僕なら、まずこの3つから考えます。
1. そもそも、今は仕事のことを考えている場合なのか
まず最初に見てほしいのが、今の自分の状態です。
- 眠れない。
- ご飯が食べられない。
- 会社に行こうとすると吐き気がする。
- 休みの日までずっと仕事のことを考えてしまう。
会社の産業医や相談窓口、医療機関などへ状況を伝えてください。相談先が分からない場合は、厚生労働省のこころの耳・相談窓口案内から探せます。
ここまで来ているなら、
「辞めるべきか」より先に、一度休むことを考えてほしいです。
僕も化学メーカーで働いていたときは、自分ではまだ働けると思っていました。
でも、体は思っている以上に正直です。
スタミナには自信があるとか、自分が鬱になるわけないとか思っている人ほど、
ギリギリまで頑張っちゃうんですよね。

今振り返ると、あのときの自分は「これからどうするか」を冷静に考えられる状態じゃなかったと思います。
今の会社のままでも、何とかなりそうか
次に考えたいのが、
です。
たとえば、
- 「上司とどうしても合わない」なら、部署を変えれば状況が変わるかもしれない。
- 「夜勤がキツい」なら、勤務時間を変えられないか相談できるかもしれない。
- 「今の作業がどうしても合わない」なら、別の工程に移れるかもしれない。
会社そのものが嫌なんじゃなくて、今いる場所が嫌なだけなら、辞めなくても解決できることがあります。
逆に、
「上司に相談したけど何も変わらなかった」
「そもそも異動できる部署がない」
みたいな会社なら、そこで無理して粘り続ける必要もないと思います。
3.会社を変えれば解決することなのか
ここまで考えたら、ようやく転職です。
たとえば、
なら、別の工場に移るだけで解決するかもしれません。
僕自身、食品メーカーから化学メーカーに転職して、働き方はかなり変わりました。
一方で、
「夜勤そのものが嫌だ」
「ライン作業がもう嫌だ」
「そもそも工場でずっと働きたくない」
という話なら、別の工場に転職しても、また同じことで悩む可能性があります。
だったら、工場以外の仕事も一度見てみる。
今ここで「会社を辞める」と決めなくても大丈夫です。
まずは、
「自分は何が嫌で、どこを変えれば解決しそうなのか」
ここまで分かれば十分。

そこから、次に調べる選択肢を決めていきましょう。
工場を辞めるか迷ったときの6つの選択肢
「工場を辞めたい」と思っても、選択肢は退職だけではありません。

僕自身も、続ける・転職する・休職する・退職するを経験してきました。
ここからは、今の状況に合わせて考えられる6つの選択肢を紹介します。
1.今の工場で続ける
「辞めたい」と思ったからといって、必ず辞める必要はありません。
たとえば、繁忙期だけめちゃくちゃ忙しいとか、今の仕事自体はそこまで嫌いじゃないなら、少し様子を見るのもありです。
僕も食品メーカーを辞めると伝えたあと、引き止められて3ヶ月続けました。
ただ、「とりあえず我慢する」はおすすめしません。
「繁忙期が終わるまで」
「次の面談まで」
みたいに期限を決めて、それでも変わらなかったら次を考える。
続けるなら、そんな感じでいいと思います。
あわせて、工場勤務に向いている人の特徴と工場勤務のメリットも参考にしてください。
2. 部署・勤務時間・仕事内容を変える
工場勤務そのものではなく、夜勤や今の配属先がつらいなら、会社を辞める前に環境だけを変えられないか確認する方法があります。
たとえば、日勤への変更、別部署への異動、担当作業の変更です。転職せずに収入や勤続年数を維持できるのが利点ですが、希望が必ず通るわけではありません。
上司や人事へ相談するときは、「つらいです」だけでなく、「夜勤を外れれば働き続けられそう」「この作業では腰痛が悪化している」のように、変えてほしい条件を具体的に伝えると話を進めやすくなります。
今日できることは、就業規則や社内制度を確認し、相談相手を一人決めることです。
勤務時間や職種を整理したい方は、
を参考にしてください。
3. 別の工場へ転職する
工場の仕事には慣れていて、今の会社の人間関係、給料、勤務体制が合わないなら、経験を活かして別の工場へ移る方法があります。
ここで先に決めたいのは、次の会社で譲れない条件です。「日勤のみ」「寮が必要」「手取り額」「通勤時間」などから3つに絞ってください。
辞めたい理由を整理しないまま求人を見ると、条件の似た職場を選び、同じ悩みを繰り返すことがあります。
求人を広く比較したい場合は、工場・製造業を専門に扱うサービスで、今の地域にどんな仕事があるかを確認できます。
以下には広告リンクを含みます。
詳しく比較したい方は、工場勤務の求人はどこで探す?と工場・製造業の正社員と派遣、何が違う?を参考にしてください。
4. 異業種へ転職する
会社を変えても同じ悩みが残りそうなら、工場以外の仕事へ移ることも選択肢です。
未経験の業種へ進むときは、「工場での経験は役に立たない」と感じるかもしれません。私もそう思っていました。
しかし、決められた手順を守る力、トラブルの予兆に気づく力、安全を優先して動く力、周囲と連携して生産を進める力は、工場の外でも説明できます。
いきなり応募先を決める必要はありません。まず、経験した作業、任された役割、持っている資格、次の職場では避けたい条件を書き出してください。
進め方は、工場・製造業から転職する手順と工場・製造業からの転職、30代はもう遅い?で詳しくまとめています。
5. 休職して立て直す
心身の不調があり、今すぐ退職や転職を判断する余力がないなら、休職して職場から距離を置く方法があります。

私は約1年間休職し、回復を優先してから退職を決めました。
私も最初から退職を決めていたわけではありません。まず仕事から離れ、今後を考えられる状態へ戻すことを優先しました。
休職には会社ごとの制度があり、医療機関の受診や診断書が必要になる場合があります。この記事だけで状態を判断することはできないため、医療機関、産業医、会社の相談窓口へ相談してください。
今日できることは、会社の休職制度を確認し、医療機関や相談窓口へ連絡することです。
私の経験は、工場勤務でうつになった話に詳しく書いています。
6. 退職する
相談や異動で改善する見込みがない、工場勤務から離れたい意思が固まっている、あるいは今の職場に居続けることが心身の負担になっているなら、退職を選んでもかまいません。
ただし、勢いだけで辞めると生活面の不安が大きくなります。可能であれば、当面の生活費、退職を伝える相手と時期、退職後に利用する制度、次の働き方を確認しておきましょう。

私は一度退職を伝えたのに、何か月も辞められませんでした。
自分で話せる状態なら、まずは退職日と伝える相手を決めてください。どうしても本人から伝えられない場合には、退職代行を含めて外部の手を借りる方法もあります。
※ 今すぐ限界なら、まず動く準備として選択肢を知っておくのもありです。退職代行イマスグヤメタイを見てみる
詳しくは、工場を辞めるときの伝え方と手順と退職代行イマスグヤメタイの評判で確認できます。
まとめ|今日は「次に何を調べるか」だけ決めればいい
工場を続けるか辞めるかに、全員共通の正解はありません。
私自身、食品メーカーでは退職を切り出したあとに続け、化学メーカーでは休職してから退職しました。同じ人間でも、職場とそのときの状態が違えば選ぶ答えは変わります。
まず心身の状態を確かめ、次に今の会社で変えられることを考え、それでも難しければ次の職場を検討する。この順番なら、焦って結論を出さずに済みます。
今日は退職するかどうかではなく、次にどの選択肢を調べるかを一つだけ決めてください。

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