「工場の求人ってどこで探せばいいんだろう」。転職や初めての就職を考えたとき、多くの人がまずこの壁にぶつかるのではないでしょうか。「今からの転職はもう遅いかもしれない」と感じている方は、工場・製造業からの転職、30代はもう遅い?もあわせて読んでみてください。
ハローワーク、派遣会社、求人サイト、転職エージェント、選択肢は意外と多く、逆にどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
私は食品メーカーで3年、化学メーカーで7年、合計10年ほど工場の現場で働いてきました。

食品メーカーでは途中からラインの監督を任され、採用の場に少しだけ関わったこともあります。
今回は「求人をどこで探すか」という切り口で、自分が実際に使った方法と、周りの同僚たちの話から見えてきたことを正直に書いていきます。
工場求人はどこで探すのが正解なのか
結論から言うと、正解はひとつだけではありません。私自身が転職したのは食品メーカーから化学メーカーへの1回だけで、そのときは転職エージェントを使いました。
ただ、現場では色々な窓口を使って入ってきた同僚も多かったので、自分の経験と周りから聞いた話をあわせて、よく使われる窓口を紹介していきます。
ハローワークで探すメリットと落とし穴
私自身はハローワークを使って工場の仕事を探した経験はありませんが、食品メーカー時代の同僚には、ハローワーク経由で入ってきた人が何人もいました。
求職者向けの相談員に直接話を聞けるのが、ハローワークの一番の強みだと感じます。

地域密着型の中小工場の求人は、実はハローワークにしか出ていないことも少なくないんです。
ただ、同僚から聞いた話では、求人票に書かれている情報だけでは、現場の雰囲気までは正直つかみきれなかったそうです。
派遣会社を使うという選択肢
化学メーカーの現場にも、派遣社員として働いている人が多くいました。話を聞くと、「派遣という働き方に抵抗があったけれど、担当者が現場の人間関係や忙しさの波まで教えてくれたことが決め手になった」という人もいます。
求人票だけでは分からない情報を事前につかめるのは、派遣ならではの強みだと思います。
一方で、同じ職場でも直接雇用の社員と派遣社員とでは、待遇や評価のされ方に差が出ることもあるようです。私が見てきた現場でも、その違いを理由に転職を考える人は少なくありませんでした。
工場求人に特化した求人サイトの強み
最近は工場・製造業の求人だけを集めたサイトも増えていて、寮の有無や日勤のみかどうかといった条件で絞り込めるのが便利なところです。写真や動画で現場の様子を紹介しているサイトもあり、雰囲気をつかむ手がかりになると思います。
私自身、転職エージェントに相談する一方で、こうした求人サイトにも目を通して、条件面を比較していました。一つの窓口だけで判断してしまうのは、正直もったいないと感じています。
未経験から応募するときに私が見ていたポイント
工場の求人票には、独特の言い回しがいくつかあります。ここを読み違えると、入ってから「聞いていた話と違う」となりかねないので、私が実際に注意していた点を挙げてみます。
「日勤のみ」「交替制」という言葉の裏側
「日勤のみ」と書かれていても、繁忙期だけ早出や残業が発生する工場は珍しくありません。逆に「交替制」でも、2交替と3交替では生活リズムへの影響がかなり違います。この差は求人票の数行だけでは判断しづらいところなんです。
私が化学メーカーで働いていたときは日勤専属でしたが、繁忙期は朝7時前の出社や土日出勤も求められることもありました。
求人票の「日勤のみ」という言葉を鵜呑みにせず、転職エージェントの担当者にも繁忙期の実態まで確認しておくべきだったと今では思います。
面接で聞かれる質問でわかる現場のリアル
面接で「体力に自信がありますか」と繰り返し聞かれる求人は、体力的な負担が大きい現場である可能性が高いと感じます。逆に「協調性」や「コミュニケーション」を重視する質問が多い場合は、人間関係の比重が大きい職場だと考えていいでしょう。
私自身、面接官として質問する側に立ったこともありますが、聞きたいことは結局「この人はうちの現場で長く続けられるか」という一点に尽きます。
応募者側も、面接で聞かれた質問から逆に現場を推測できるはずです。面接でよく聞かれる質問や志望動機の答え方は、工場・製造業の転職面接でよく聞かれる質問と志望動機の回答例で具体的にまとめています。
求人選びで失敗しないために実際にやっていたこと
ここまで探し方や求人票の読み方を書いてきましたが、最後に、実際に応募する前の段階で私がやっていたことを紹介します。
応募から入社までの流れを具体的に知りたい方は、工場・製造業から転職する手順 実際にやった5ステップも参考になると思います。
複数の窓口を併用して比較する
転職エージェントだけに頼らず、求人サイトにも目を通して比較することをおすすめします。同じ工場の求人でも、窓口によって書かれている情報の粒度が違うことがあるからです。
私も転職のとき、エージェントから紹介された求人と、自分で求人サイトを見て見つけた情報を突き合わせるようにしていました。手間は増えますが、判断材料が増えるぶん、入ってからのギャップは確実に減ります。
応募前に電話で確認していた、たった一つのこと
私が応募前に必ず確認していたのは、「配属される部署の人数と、平均的な勤続年数」です。人の入れ替わりが激しい部署は、それだけ何か理由があるケースが多いと感じています。
転職エージェントの担当者に電話でこの点を聞いてみたのですが、はっきり答えてもらえないこともありました。

それはそれで、一つのサインとして受け止めていました。
工場求人を効率よく探すなら
複数の求人サイトを一つずつ見比べるのは、想像以上に時間がかかります。まずは条件を登録して、自分に合いそうな工場を探すところから始めてみるのも一つの方法です。
最後に
工場の求人探しは、正直なところ地道な作業です。ハローワークだけ、求人サイトだけと窓口を一つに絞ってしまうと、見えるはずの情報を見逃してしまうこともあると思います。
10年間、現場の内側と採用にかかわる側の両方を見てきた立場から言えるのは、求人票の文字だけを信じすぎないことです。少し面倒でも、複数の窓口で情報を集めて比較する。それだけで、入ってからのギャップはかなり減らせるはずです。

コメント