危険物取扱者、フォークリフト、食品微生物検査技士。工場では会社によっていろんな資格を取らせてもらえます。

結論から言うと、資格の種類によって大きく違います。転職で確実に使える資格と、その業界でしか通用しない資格がある。これを理解しておかないと、せっかく取った資格が転職市場でほぼ評価されないということになります。
私は食品メーカー3年・化学メーカー7年、合計約10年工場で働いてきました。
- 危険物取扱者乙種2類・4類
- 有機溶剤作業主任者
- 特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者
- 食品微生物検査技士3級
- ホームミールマイスター
ただ正直に言うと、全部が転職に使えるわけではありませんでした。この記事では、実体験をもとに「使える資格・使えない資格」を正直に書いていきます。
※ 資格をどう活かせるか、先に求人の傾向を見ておきたい方は、工場求人テックで自分に合う工場を探してみる
転職で確実に使える工場系資格
工場で取れる資格の中で、業界をまたいで通用するものがあります。私が実際に持っていて「これは転職でも使える」と確信を持って言えるのは以下の2つです。どちらも国家資格・技能講習のため、会社が変わっても資格そのものは消えません。在職中に取れるチャンスがあるなら、最優先で狙うべき資格です。
危険物取扱者(乙種・甲種)
工場系資格の中で、転職に強いと自信を持って言えるのがこれです。
私が持っているのは乙種2類と4類です。危険物取扱者は国家資格なので、会社や業界をまたいで通用します。
乙種は1類〜6類まであり、複数類を取得するほど評価が上がります。甲種まで取れると全類の危険物を扱えるため、さらに採用担当者の目に止まりやすくなります。私が取得した際は会社が費用を全額負担してくれました。
独学でも取れる資格で、乙種4類であれば市販のテキスト1冊と過去問で十分合格できます。勉強時間の目安は1〜2ヶ月、1日1時間程度です。

国家資格の中では取りやすい部類なので、まだ持っていない方は今すぐ取ることをおすすめします。

フォークリフト運転技能講習
正直に言うと、私はこれを取りませんでした。取れるチャンスはあったのに、当時は必要性を感じていなかったんです。今になって後悔しています。
フォークリフトは工場・倉庫・物流業界で幅広く需要があります。
製造業はもちろん、物流・配送センターへの転職でも評価される汎用性の高い資格です。危険物と同様に、業界をまたいで使える資格なので重宝されます。
講習は通常2〜3日で取得できます。費用は会社が負担してくれるケースが多いです。「取れる」と言われたら即答でお願いしてください。

取れるタイミングを逃すと、後から自腹で数万円かけて取ることになります。
業界を跨ぐと転職に使えない
資格を持っているからといって、転職で必ず評価されるわけではありません。私自身、「これは使えなかった」とはっきり言える資格があります。同じ失敗をしないために、正直に書いておきます。
食品メーカー時代に食品微生物検査技士3級・ホームミールマイスターを取得しましたが、転職では役に立ちませんでした。
化学メーカーに転職したとき、これらの資格が評価されることはゼロでした。食品業界の中では通用するかもしれませんが、業種が限定されすぎていて汎用性がないんです。食品メーカーにいる間は意味があっても、業界を出た瞬間に使えなくなります。

まぁ、当然ですよね。笑
「その業界専用の資格」は転職の武器にはなりにくいです。転職を視野に入れて資格を取るなら、業界をまたいで通用する国家資格や技能講習を優先してください。
資格取得は会社のお金でやるのが鉄則
工場の資格取得は、会社の支援制度を使って無料で取るのが基本です。私が取得した資格はすべて会社が費用を全額負担してくれました。受験料・講習費・テキスト代、一切自腹なしです。
会社に「この資格を受けたいんですが、費用を出してもらえますか?」と聞くだけで、対応してくれるケースは多いです。
転職するかどうかに関わらず、在職中に取れる資格は取り切っておくことをおすすめします。辞めてから取ろうとすると、全部自腹になります。
資格を取った上で、実際にどんな求人で評価されるのかを覗いてみるのもおすすめです。工場求人テックで自分に合う工場を探してみる。

資格取得の優先順位
在職中に取れる資格の優先順位をまとめます。何から手をつければいいか迷っている方は参考にしてください。
最優先:危険物取扱者乙4 汎用性が最も高く、工場系転職で確実に評価される国家資格です。独学で取れるのでまず狙ってください。
危険物取扱者乙4は汎用性が最も高く、独学でも取れる国家資格です。まずこれを最優先で狙ってください。
チャンスがあれば必ず取る:フォークリフト 私のように後悔しないために。会社から「取れる」と言われたら即答でお願いしてください。
今の職場で必要なら取る:有機溶剤・特定化学物質作業主任者 同業他社への転職には使えると思いますが、異業種には向かないです。
余裕があれば取る:QC検定・玉掛け・クレーン 持っていると差別化になりますが、まず上の2つを優先してください。
工場の資格と転職についてよく聞かれる質問
資格と転職についての疑問は、工場で働く人の多くが持っています。実体験をもとに正直に答えます。
Q. 危険物取扱者は独学で取れますか?
取れます。乙種4類であれば市販のテキスト1冊と過去問で合格できるレベルです。勉強時間の目安は1〜2ヶ月、1日1時間程度。
国家資格の中では取りやすい部類なので、まだ持っていない方は早めに取ることをおすすめします。複数類を取得するとさらに評価が上がります。
Q. フォークリフトの資格は転職に使えますか?
使えます。工場・倉庫・物流業界で幅広く需要があります。私自身、取得のチャンスがあったのに取らなかったことを後悔しています。

会社が費用を出してくれるなら、迷わず取ってください。
Q. 資格なしで工場から転職はできますか?
できますが、資格があった方が有利です。資格がない場合は、ライン監督の経験・後輩指導の実績・改善提案の経験など、経験を言語化して伝えることが重要になります。
Q. 工場の資格は異業種転職でも使えますか?
危険物取扱者・フォークリフトは異業種でも使えます。ただし業種特化型の資格は異業種ではほぼ評価されません。私の食品系資格がそうでした。汎用性の高い国家資格かどうかを基準に判断してください。
Q. 資格取得の費用は会社に出してもらえますか?
会社によりますが、支援制度がある会社は多いです。まず上司や人事に確認することをおすすめします。私が取得した資格はすべて会社が全額負担してくれました。自腹で取る前に、必ず確認してください。
まとめ
- 転職で確実に使えるのは危険物取扱者・フォークリフトなど汎用性の高い国家資格
- 業種特化型の資格は転職では使えないことが多い(私の食品系資格がそうだった)
- 化学系の作業主任者資格は同業他社には使えると思うが、実体験はない
- 資格取得は会社の支援制度を使って無料で取るのが鉄則
- 取れるチャンスがあるときに取る。後悔してからでは遅い
資格は「あって当たり前」ではなく「持っているだけで差がつく」ものです。在職中に取れる環境にある方は、迷わず取っておいてください。
資格を活かせる工場、探してみませんか
工場求人テックで求人を見てみるこの記事を書いた人:食品メーカー3年・化学メーカー7年の工場勤務を経て個人事業主へ。危険物取扱者乙種2類・4類、有機溶剤作業主任者、特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者、食品微生物検査技士3級など複数の資格を保有。現在はブロガー・アフィリエイターとして活動中。

コメント