工場勤務の「末路」は本当に悲惨なのか?10年現場にいた元ライン監督が正直に見てきたこと

工場の通路で遠くを見つめる作業服姿の男性の後ろ姿、将来への不安と迷いのイメージ

「工場勤務 末路」ということばで検索したことがある人は、今の仕事を続けた先に何があるのか、漠然とした不安を抱えているんだと思います。

10年間現場にいて、最終的にうつ状態になって辞めた僕自身も、似たような不安を抱えていた時期がありました。

今回はその「末路」について、正直に見てきたことを書いてみます。

目次

「末路」ということばで検索する人が想像している未来

この検索をする人の頭の中には、だいたい共通するイメージがあるように思います。まず、その中身を整理してみます。

スキルが身につかず取り残される不安

一つは、単純作業ばかりしていると、他の職種で通用するスキルが何も身につかないまま歳を取ってしまうのではないか、という不安です。

これは僕自身も感じたことのある不安で、実際に転職活動をするときに苦戦する人がいるのも事実です。

心身を壊すまで気づけない不安

もう一つは、無理を重ねているうちに、限界を超えたことに自分で気づけないまま心や体を壊してしまうのではないか、という不安です。

こちらは僕自身がまさに経験したパターンで、後ほど詳しく触れます。

実際に見てきた「その後」のパターン

工場勤務で見てきた「その後」のパターン

不安の中身が分かったところで、実際に工場で働き続けた人たちがどうなっていったのか、僕が現場で見てきた範囲で紹介します。

何も変えないまま定年まで勤め上げる人

一番多いのは、特に大きな不満を持たないまま、同じ会社で長く働き続ける人でした。この人たちにとっては、工場勤務は「悲惨な末路」どころか、安定した生活基盤そのものだったと思います。

向いている人にとっては、無理に環境を変える必要すらないのだと、この人たちを見て感じました。

高卒の方に多いイメージです。

体か心を壊して離脱する人(僕はここでした)

次に多いのが、僕のように、体か心のどちらかに限界が来て現場を離れる人です。僕の場合は、副業で稼げるようになっても現実の日々は変わらないという焦りと、毎日同じ作業を繰り返す単調さが重なって、最終的にうつ状態と診断されました。

仕込み作業でのミスが最後のきっかけになり、そこから退職という流れになったんです。

早い段階で見切りをつけて転職・独立する人

三つ目は、限界が来る前に自分で見切りをつけて、別の道に進んだ人たちです。僕自身も結果的にこのタイプに近い形で、退職後は個人事業主としてブロガー・アフィリエイターの仕事を始めました。

振り返ってみると、もう少し早く動けていれば良かったと思う部分もあります。

「悪い末路」と「そうでない末路」を分けるもの

三つのパターンを並べてみると、良い末路と悪い末路を分けているものが、なんとなく見えてきます。

気づいた時点でどう動くかがすべて

単調な作業自体は、誰にとっても多かれ少なかれストレスになるものです。

違いが出るのは、そのストレスに気づいた時点で、環境を変える行動を取れるかどうかだと思います。

僕は気づくのが遅く、心身を壊してから初めて動くことになりました。

情報を持っているかどうかの差

もう一つの差は、選択肢についての情報をどれだけ持っているかです。

転職先の候補や、退職の進め方、副業以外の収入源など、知らなければ選びようがない選択肢はたくさんあります。

当時の僕は、目の前の仕事をこなすことに精一杯で、そうした情報を集める余裕がありませんでした。

今、不安を感じているなら

最後に、当時の自分にも言ってあげたかったことを書いておきます。

「まだ大丈夫」と思っている今が一番動きやすい

限界まで追い詰められてからでは、冷静に次の選択肢を考える余裕すらなくなります。「まだ大丈夫」と思えているうちに、少しずつ情報を集めておくほうが、結果的に選べる道は多く残ります。

選択肢を知っておくだけでも違う

すぐに転職するかどうかは別として、他の工場にどんな条件のところがあるのかを知っておくだけでも、今の職場を客観的に見る材料になります。

選択肢を知っておく

今の職場が合っているかを判断する材料として、他の工場の条件を見ておくのも一つの手です。
工場求人テックで自分に合う工場を探してみる

「末路」という強い言葉で検索してしまうくらい、今の状況に不安を感じているなら、それは決して大げさなことではないと思います。行き着く先は一つではなく、今どう動くかで変わっていくものです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次