「工場勤務、やめたほうがいいのかな」と検索している時点で、もう気持ちのどこかで答えが出ている人も多いんじゃないかと思います。

うつで退職するまでの数ヶ月、何度も同じ言葉で検索してました。
今回は、当時の自分の状態を振り返りながら、「やめたほうがいい」と感じたときに見ておきたいポイントを整理してみます。
「やめたほうがいい」を検索する時点で見えているサイン
検索している段階で、実はすでにいくつかのサインが出ていることが多いです。体調面と気持ちの面、両方から振り返ってみます。
体調に出ているサイン
私の場合、朝起きても疲れが取れていない状態が何週間も続いていました。
休みの日に丸一日寝ていても、回復しない感覚がありました。
食欲も、少しずつ落ちていったのを覚えています。

当時は「忙しいだけ」だと思い込んでいましたが、実は体からの警告でした。
気持ちの面に出ているサイン
体調と同時に、仕事に対する感情も変化していきます。
以前は多少きつくても「まあこんなものか」と流せていたことが、些細な一言で強く反応してしまうようになるんです。
私も、後輩へのちょっとした指摘のつもりが、自分でも驚くほど強い口調になってしまった経験があります。
- 体調面:疲れが取れない、休んでも回復しない、食欲が落ちる
- 気持ちの面:些細な一言に強く反応する、口調がきつくなる
「まだ大丈夫」と「もう限界」の境目
この境目は、正直なところ本人には見えにくいものです。私自身、境目を大きく見誤った経験があるので、その話も含めて振り返ります。
私自身が見誤ったポイント
私は「みんな我慢してるんだから自分も我慢すべきだ」という考え方に、当時かなり縛られていました。
周りが辛そうでも普通に働いているのを見て、自分だけ弱いんじゃないかと思い込んでいたんです。
化学メーカー時代、仕込みは紙に手書きでチェックする形だったので、最終的には自分の目だけが頼りでした。
あるとき、ドラムの数を数え間違えて、一本分入れ忘れたことがあります。

ぼーっとしてると、入れたのかまだなのか分からなくなる瞬間がありました。
このミスがきっかけで、糸が切れるように調子を崩していったんだと思います。
そのうち、常に動悸が止まらなくなりました。
すれ違う人に何か言われるんじゃないかと、いつも気を張っていた気がします。
家にいるときも、スマホが鳴るたびに仕込みミスの連絡じゃないかとビクビクしていました。
見かねた同僚が、心療内科の受診を勧めてくれました。
病院に行くと、その場で鬱だと診断されたんです。
そこから会社の上司や産業医にも話が伝わり、その週のうちにそのまま休みに入りました。
現場で見た限界のサイン
私の後にも、似たような状態になっていく後輩を何人か見てきました。
共通していたのは、遅刻や欠勤が増える前に、まず表情や口数が変わることです。
声をかけるタイミングをもう少し早くできたら良かったと、今でも思うことがあります。
もう「限界かも」と思っているなら
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判断に迷うなら、まず何をすればいいか
「やめたほうがいい」かどうかを一人で決めきる必要はないと思っています。
私は結局、限界を超えてから退職する形になりました。
もっと早く誰かに今の状態を話していれば、違う選び方もできたはずです。
体調や気持ちの変化に自分で気づけているなら、それはすでに判断のための材料が十分にあるということだと思います。
伝えても、すぐには辞められないこともある
実は、最初に「辞めたい」と伝えたのは化学メーカーではなく、その前にいた食品メーカー時代でした。
仲のいい課長に相談したところ、意外と前向きに話を聞いてもらえたんです。
ただ、一度「辞める」と言ったことで、周りに言いくるめられて何ヶ月か延長することになりました。
その時点で、会社全体に辞めたいと思っていることが広まってしまいました。
それでも結局、何も状況は変わらなかったんです。
今度は工場長に直接伝えに行きましたが、別室に連れていかれて何度も説得されました。
直属の上司にも止められて、結局そのときは「続けます」と言うしかありませんでした。

何度も説得されて、結局『続けます』と言うしかなかったです。
この食品メーカー時代は、そのまま何ヶ月か働き続けたあと、あらためて転職活動をして化学メーカーへ移りました。実際にうつをきっかけに辞めることになったのは、その後の化学メーカー時代の話です。
- 食品メーカー時代:課長には前向きに聞いてもらえたが、工場長・直属上司には強く引き止められ、結局続投することに
- 化学メーカー時代:心身の限界がきっかけで、同僚→受診→産業医という流れでそのまま休養に入った

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