左利きは直感力が高い！右脳の仕組みから探るその理由

左利きの人は、「なんとなくこっちの方が良い」と思った判断が当たることが多いと感じているかもしれません。

実はこれ科学的にも気のせいではないんです！

本記事では、右脳の働きに注目しながら、左利きと直感力の深い関係についてわかりやすく解説していきます。

直感力は右脳の発達が関係している！

日常生活や仕事、人間関係などで「直感」が役立つ場面は意外と多い

直感とは「脳の巨大データベース」からの答え

「直感」と聞くと、なんとなくのひらめきや感覚的な判断をイメージしがちです。

実は、「直感」とはかなり高度な脳の働きによって生まれているようです。

ある著者によれば、直感とは「意識では覚えていない膨大な情報を蓄えた脳のデータベースから、精度が高くより正確な情報を選択して導き出す能力」だとされています。『日本脳内科医・医学博士：加藤俊徳氏』

ダイヤモンドオンライン

つまり、私たちが気づかないうちに蓄積している経験や感覚情報の中から、脳が瞬時に最適な答えを引き出してくれているのです。

右脳が得意とする情報処理とは？

この「直感」に大きく関わっているのが、右脳です。

右脳：物の形や色の違いを認識したり、音や匂い、触覚といった五感と密接に関わる情報処理を行っている
左脳：言語や論理、計算といった分析的な処理が得意

つまり右脳は、目や耳、肌で感じた「言葉では説明しきれない情報」を無意識のうちにどんどん取り込んでストックしていく、巨大なデータベースのような存在。

直感はこの右脳のデータベースから生まれるものであり、右脳が活発な人ほど、直感力が鋭くなると言えるのです。

左利きと右脳の強い関係

次に「なぜ左利きの人は右脳が活発なのか？」という点です。

左手から右脳へ、常に刺激が送られている

ここで注目したいのが、「利き手と脳の関係性」です。

人間の脳は、体の左右と交差する形で情報を処理しています。

つまり、左手を動かすと右脳が刺激され、右手を使うと左脳が主に働くという「交差支配」の仕組みになっています。

この仕組みによって、左利きの人は日常的に右脳を頻繁に使っているということになります。

• 字を書く
• 道具を使う
• 食事をする

左利きが直感に優れるのは“脳の使い方”にあった

右脳は、論理や言語とは違う角度で物事をとらえる「感覚」や「ひらめき」を司っています。

そのため、左利きの人は日常的に右脳が鍛えられ、直感的に判断する力が自然と磨かれていきます。

たとえば、「なんとなくこっちのほうがいい気がする」と感じたとき、その「なんとなく」には実は多くの経験や感覚情報が裏打ちされているのです。

そして、それを咄嗟に引き出すのが直感力です。