
左利きは不便だから利き手を矯正したほうがいいのでは?
確かに、箸やハサミ、文字の書き方など、世の中の多くは右利き仕様です。
この記事では、幼少期に利き手矯正が危険な理由と、矯正を始める適切なタイミング、そして矯正以外のサポート方法について詳しく解説します。
幼少期に利き手矯正すると発達障害や吃音症になる?

利き手は単なるクセではなく、脳の使い方や神経のつながりによって決まります。
幼少期に利き手を矯正することは、身体の動きだけでなく、言葉や感情の発達にも関わる重大な行為です。
まずは、その具体的な影響を見ていきましょう。
小さいうちに矯正すると脳や発達にどう影響する?
4〜6歳の発達期に無理に利き手を変えると、脳の回路を強制的に組み替えることになり、動作がぎこちなくなったり学習スピードが低下することがあります。
さらに、吃音(きつおん)や文字の習得の遅れなど、言語面の発達に影響する可能性もあります。
これは、手の使い方と脳の言語領域が密接に関わっているためです。
心理的ストレスや自己肯定感への悪影響
箸の持ち方、文字の書き方、絵の描き方…何をしても「思うようにできない」状態が続くと、自信を失い、自己肯定感が低下します。

幼少期は褒められることで伸びる時期なので、無理な矯正は避けたほうが無難ですね
利き手矯正を考えるなら押さえておきたいポイント


じゃあ利き手は絶対に変えないほうがいいの?
ここでは、利き手矯正の適切なタイミングと、矯正以外でできるサポート方法をご紹介します。
矯正を始める適切なタイミングと年齢
利き手矯正は小学校高学年以降がおすすめです。
この時期になると、脳と手の連携が安定し、本人の意思もはっきりしてきます。
「右手を使えるようになりたい」など、本人のモチベーションがある場合は、遊びや練習を通じて少しずつ進めることで負担を減らせます。

私も書くのを直したのは小学生に上がってからです!
矯正以外でできる生活の工夫とサポート方法
利き手を変えることが必須ではない場合は、左右どちらの手も使えるように日常生活に工夫を取り入れるのがおすすめです。
例えば、
- 両手を使うスポーツ(バスケットボールなど)
- 反対の手で簡単な動作を行う(ドアの開閉、スマホ操作など)
- 左右どちらでも使いやすい道具を選ぶ
これらは脳のバランスを整える効果もあり、利き手矯正のデメリットを避けながらスキルを広げられます。
幼少期の利き手矯正は危険であり、脳や発達、心理面に負担をかけるリスクがあります。
もし矯正をするなら、本人の意思と年齢に配慮し、負担の少ない方法で進めましょう。
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