一般的に左利きは全人口の約10%程度といわれていますが、歴史上の偉人や現代の有名人の中には、左利きだった人物が少なくありません。
政治、科学、芸術、スポーツなど、ジャンルごとにその功績とともに見ていきましょう。
【政治・歴史】国家を動かした左利きの指導者たち
バラク・オバマ
第44代アメリカ大統領。冷静なスピーチと鋭い論理で知られるオバマ氏は、左利きとしても有名です。
サインのシーンなどでも左手を使う姿が度々話題になりました。
ビル・クリントン
第42代大統領。彼もまた左手で署名や執筆を行っていた人物で、同じくカリスマ性のある政治家として知られています。
ジョージ・H・W・ブッシュ
第41代大統領。冷戦終結や湾岸戦争への対応などで知られていますが、左利きであることはあまり知られていない一面です。
ジェラルド・フォード
第38代大統領で、ニクソン辞任後に就任。
左利きのアメリカ大統領として記録されています。
ハリー・S・トルーマン
第二次世界大戦終結と原爆投下という歴史的な決断を下した第33代大統領。
左利きであることが複数の文献に記載されています。
ロナルド・レーガン
第40代大統領。生来は左利きだったものの、教育によって右手使用に矯正されたと言われています。
ナポレオン・ボナパルト
フランスの皇帝であり、ヨーロッパの歴史を大きく動かした人物。
左利きだったという伝承があり、肖像画にも左手で剣を握る姿が描かれることがあります。
ウィンストン・チャーチル
第二次世界大戦中の英国首相。
力強いスピーチとリーダーシップで知られ、左利きだったという記録も多数存在します。
【科学・思想・発明】世界を変えた左利きの頭脳
レオナルド・ダ・ヴィンチ
万能の天才。美術・工学・解剖学など幅広い分野で活躍。ノートには鏡文字（左手で右から左へ書く手法）を用いており、左利きの代表格です。
マリー・キュリー
ノーベル賞を二度受賞した女性科学者。放射線研究の先駆者として知られ、左利きとしても注目されています。
アルベルト・アインシュタイン
相対性理論を提唱した20世紀最大の物理学者。左利きであったと広く信じられています。
アイザック・ニュートン
万有引力の法則を発見した物理学者。左利きであったとされ、ダ・ヴィンチと並ぶ天才と称されることも。
アラン・チューリング
現代コンピュータの基礎を築いた人物。左利きであることが伝えられており、理論的思考力の高さと結びつけて語られることもあります。
【芸術・音楽・文化】独創性を支えた左利き
ジミ・ヘンドリックス
左利きのギター伝説。右利き用のギターを逆に持ち替えて演奏するスタイルは世界中に衝撃を与えました。
ポール・マッカートニー
ビートルズのメンバーであり、左利きギタリストとして知られています。独特のメロディー感覚にも影響を与えた可能性があります。
レディー・ガガ
強烈な個性とアートセンスで知られるポップアイコン。左手でマイクやペンを使う姿がよく見られます。
ミケランジェロ
ルネサンス期を代表する芸術家。左利きであったと伝えられ、彫刻や絵画においても非凡な才能を発揮しました。
ベートーヴェン
数々の交響曲を生み出したドイツの作曲家。左利きとして名を連ねることも多く、その感性は時代を超えて評価されています。
【スポーツ界】勝利をつかんだ左の強者たち
フィル・ミケルソン
ゴルフ界を代表する左利きプレーヤー。「レフティ」としても知られ、多くのトーナメントで勝利を収めています。
ラファエル・ナダル
スペインのプロテニス選手。左利きの強打と回転を活かしたプレースタイルで数々のタイトルを獲得しています。
左利きの『違い』が武器になる
左利きであることは、長い間「矯正の対象」や「不便」とされることもありましたが、こうして見ると、左利きの人々がいかに世界を動かしてきたかが分かります。
違いを「個性」として受け入れ、自分の強みとして活かす――その姿勢こそが、彼らの成功の鍵だったのかもしれません。
あなたが左利きなら、自信を持ってください。
そして周囲に左利きの人がいるなら、ぜひそのユニークさに注目してみてください。
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