
字は右手、でもボールを投げるのは左手です!
そうゆう人って必ず周りにいますよね。
その人は「クロスドミナンス(分け効き)」かもしれません。
一見珍しいようで、実は意外と多くの人が持っている特性です。
本記事では、クロスドミナンスの意味やチェック方法、メリット・デメリット、そして日常やスポーツでの活かし方まで、わかりやすく解説します。
クロスドミナンス(分け効き)って何?

「クロスドミナンス」または「分け効き」という言葉、あまり聞き慣れないですよね。
- 字は右手で書くけど、ボールを投げるのは左手
- ご飯は右手で食べるけど、スマホは左手で持つ方が落ち着く
このように動作によって利き側が違うのがクロスドミナンスです。
一般的な「右利き」「左利き」とは違って、どちらか一方に完全固定されていないのが特徴です。
ちなみに「利き手(Dominant hand)」とは、日常生活で一番使いやすく、器用に動かせる手のこと。

利き側が部位ごとに違ってくるパターンなんですね。
あなたは分け効きかも?セルフチェック方法

実は自分でも気づいていないことが多い分け効き。
クロスドミナンス簡単チェック表
簡単なセルフチェック方法があります。
チェック項目 | 右が自然 | 左が自然 |
---|---|---|
ペンを持つ | ☐ | ☐ |
歯ブラシを使う | ☐ | ☐ |
フライパンを振る | ☐ | ☐ |
ドアを開ける | ☐ | ☐ |
ボールを投げる | ☐ | ☐ |
スマホを持つ | ☐ | ☐ |
カメラのシャッターを押す | ☐ | ☐ |
階段を上がる最初の足 | ☐ | ☐ |
- ほとんどが片側に偏っている → 一般的な右利き or 左利き
- 項目ごとに左右がバラついている → クロスドミナンス(分け効き)の可能性大
日常動作でわかるクロスドミナンスの特徴
- ペンは右手、歯ブラシは左手
- 包丁は右手、フライパンは左手
- ドアを開けるのは左手が自然
こうした「なんとなくこっちの手がやりやすい」が左右でバラつく人はクロスドミナンスかもしれませんね!
スポーツや作業での利き側の違い
- サッカーでは右足でキックするけど、階段は左足から上がる
- 野球では右投げ左打ち
- 弓道やアーチェリーで、利き目が手と逆
これらに当てはまるなら、あなたはクロスドミナンスの可能性大です。
利き手を直した人もクロスドミナンスに分類されるの?

例えば、全て左手を使用していましたが、書くのは右手に直しました。
ちなみにその場合は『後天的クロスドミナンス』に分類されます。
逆に矯正なしで利き手を使い分けている人は『先天的クロスドミナンス』と呼ばれます。
クロスドミナンスのメリットとデメリット

クロスドミナンスにもメリットデメリットがあります。
2つの利き側を持つ強み
- 両方の手足をある程度器用に使える
- スポーツで有利な場面がある(右打ち左投げなど)
- 作業や道具の使い方に柔軟性がある
スポーツは左利きで有利に活かし、生活は右手で行えれば不便はないですね!
不便に感じるシーンとその対策
- 道具の配置が片側用に固定されていると使いづらい
- 新しい動作を覚える時に左右の混乱が起きやすい
- 周囲と使う手が違って戸惑われることも
対策としては、日常の動作を片方に揃えて慣らすか、逆に両手で練習して「両利き」に寄せていくのもおすすめです。
クロスドミナンスは決して「中途半端な利き手」ではありません。
むしろ、複数の利き側を持つことで得られる柔軟さや可能性は大きいです。

自分の体のクセを知って、うまく活かす生活を始めてみましょう。
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